2010年9月17日金曜日

生徒

生徒たちに対する感情は、なったことはないですが、父親のような気持ちのようです。ある、四年生(高校一年生)の一番物覚えの良くない子供が一番気になります。この子が、一度風邪を引いたまま学校に来たことがありました。何度聞いても「大丈夫」と繰り返すのですが、どう見ても「大丈夫」ではありません、授業中でしたが本気で怒って、医務室に連れて行って薬を飲ませて寝かせました。それ以来この子は、昼休みには、一緒に昼ご飯を食べに来るようになりました。この子は、実家は山奥の農家で現金収入という物が無く、小遣いという物がないので、毎昼食抜きで、中高の今まで四年間、教会(カレン族は、クリスチャンが多いのです)の寄宿舎(寄付で賄われていて無料だそうです)から学校に通っています。この子が一番慕ってくれました。勉強できない子供ほど可愛いという意味がよくわかりました。出来ればこの子を日本に呼んであげたいですが、今は、無理なことです。この子は、とても頑張り屋で、一度カタカナ全部を覚えるまで「ノートに書け」と命じたところ、ノート一冊全部に汚い字で「アイウエオ.....」と書いてきて、もう「ノートに書く場所がない」と言います。昼休み売店に一緒に行って、ノート十冊買って与えました。この子には迂闊に指示出来無いなあと反省しました。
また、私には、たった一冊15Bのノートですが、この子にはその程度のお金もないのです。

2010年9月6日月曜日

タイの田舎のお巡りさん



タイの田舎では、警官が制服で拳銃を持ったまま、パトカーで食堂に乗り付けて宴会をして酔っぱらっていますよ。聞くと、店の主人は同じ警官で、サイドビジネスで食堂をやっていたりして、お客そっちのけで同僚の警官と酒を飲んでいます。そのため私は、歌いたかったカラオケが出来ずにたいへん困りました。その店では、主人だけがカラオケの機械の操作を知っているそうです。
10年前にも、タイの北部(チェンダオという田舎町)で同じようなことがあり、たいへん驚きましたが、中国でも同じ経験をして、慣れちゃいました。日本みたいに警官が制服を着替えてから飲み食いする国の方が珍しいのかもしれませんね。
右側の写真は、バンコクで職務に違反した警官を戒める為にタイ警察が導入したキティちゃんの腕章です。http://www.narinari.com/Nd/2007087780.html ただし、サンリオに無断でキャラクターを使用したことから、この腕章の使用は中止になったそうです。何処まで行ってもタイ国は、タイ国です。国家警察の制度でさえこの有様、タイ警察本部では、事前に「キャラクターの使用許諾を取る」ということを誰も考えつかなかったと言うことです。
中国では、宴会に来た警官が停めたパトカーが細い道に違法駐車をしていて、後から来た路線バスが通れず、クラクションを鳴らして警官を呼んでパトカーを移動させました。パトカーを移動させた、警官は何事もなかったかのように、宴会に戻ったのは言うまでもないでしょう。私はその通れなかったバスに乗客として乗っていました。場所は、広西チワン自治区南寧市広西大学路沿いの33番路線のバスです。広西大学の裏には、夜間食堂街が出現して、連夜酔っぱらいが暴れる場所ではあります。