2011年6月16日木曜日

クンユアム M4 新入生




この5月から、クンユアムウイタヤ校、日本語クラスに、M4(日本で言うと高校一年生)12名が加わりました。これで、Woraweeなんかもお姉さんです。去年教えたM5は、今年はM6となって、来年3月には卒業です。たぶん、涙が出ますね。今ではわが娘のような気がします。M4は皆カレン族らしいです。仲良し同士で誘いあって、クラスに入ったみたいです。可愛いでしょう。この夏会いに行ってきます。今ひらがなを覚えているそうです。去年のWoraweeたちを思い出しました。アーティットが、この一年で必死にがんばって、今ではクラス一番の成績だそうです。去年は、ドンけつだったことを思うと、人間何が幸いするのかわからないものでしょう。

2011年5月29日日曜日

大阪南港タイフェスティバル






5月21日(土)大阪南港で開催された、「タイフェスティバル2011」に行ってきました。
土曜日は、毎週タイ語の授業があるので、授業を抜け出して行きました。
目的は、パラポルです。3時過ぎに神戸を出て、自動車で約一時間、4時にはつきました。大阪「クンテープ」の屋台も出ていました。Maiさんや、フェーンも居ました。
パラポルの歌はいつ聴いてもいいです。さすが本人、歌が上手いです。前半は持ち歌、後半は有名どころのルークトゥーンで、タイ人をのせます。終わってからは、CDを買ってサインももらえました。
タイの歌手は、気さくです。いいね。本国でもそうなのかな?

2011年5月2日月曜日

韓国旅行中






G/Wは、韓国に旅行しました。

釜山、ソウル、光州、南原、釜山と移動しました。
ソウルでは、する事がないので、日帰りで水原へ行きました。お城を歩きました、単なる田舎です。
カルビも食べましたが、釜山と同じです。
明洞でナンタも見みましたが、値段の割にはイマイチ、ソウルは、面白くないです。
光州にも行きました、ここも何もありません。だだっ広い街です。南原では、お祭りを見ました。
春香伝祭りです。3回目なので、飽きてきました。今年は、川原を使わないで、全て道路を封鎖してそこでイベントをするという方法に変わっていました。国楽院での、パンソリオペラは、既に4回目(始めていったときは2度見た)なので、見飽きた感じかも。
釜山経由で帰りました。10日間で2Kg太りました。これからは、ダイエットです。
いつも思いますが、韓国は、観光はしょぼいものの食べる楽しみがあります。というかそれしかない感じかも。

2011年4月5日火曜日

FMわいわい、Pray for Japan

2011年3月11日に発生した未曾有の大災害「東北大震災」については、いまさら私ごときがあれこれ言うまでも無いと思います。亡くなった方々には、謹んで哀悼の意を表します。また、被災されて怪我をしたり、今も避難所暮らしの方々が沢山居られます。家族や家など、人生のすべてをなくされて途方に暮れている方々も沢山居られます。その心情は察するに余りあります。すべては、時が解決することを願うばかりです。

外国の人たちも、今回の日本の災害に対して色々な方法で援助してくれました。まだまだ、これからもその援助は続きます。本当にありがたいことだと思います。
「情けは人のためならず。」今まで日本が行ってきた、国際援助が無駄ではなかったことの証明です。

先月、震災後すぐにタイの首都バンコクで「日本支援」の行事が行われました。現地のJ-Communucationという放送局が、日本に向けてのエールを録音して送ってくれました。この録音と、T.BirdのPray for Japanを組み合わせて、日本応援放送をFMわいわいで放送しました。バンコクに居る、「ケット先生」とSkypeでWeb会議しながら、会話を録音する形で収録したのですが、ほとんど一緒に居るかのごとく収録できました。2011年4月1日(金)20時~21時までの放送時間でした。次回再放送は、2011年4月15日20時~21時です。http://www.simulradio.jp/ このリンクから、「FMわいわい」を選んで聞いてみてください。

遠いバンコクからタイの人たちは、日本に向けて祈ってくれています。募金活動も、活発に行われているそうです。タイの人たちは優しい人が多いです。
http://www.youtube.com/watch?v=NcLm8P6iHxw&feature=related

2011年4月3日日曜日

日本タイ教育交流協会花見の会

https://picasaweb.google.com/106549226229232267569/20110403_?authkey=Gv1sRgCIiByPmg86aGpQE#

今日は、日タイ教育交流協会の年次恒例花見の会でした。京都宇治の平等院向かいにある川の中の塔の島というところで、タイ人日本人インドネシア人、英国人などなど、数十名が集って、強烈な花冷えの中で花見会をしました。今日は特に寒かったです。震え上がりました。そのため、手っ取り早く酔っ払い必要があり、日本酒をがぶ飲みです。おかげで何とか乗り切れました。

佐川さんが居ました。というか、名前を覚えて無くって、「あんた誰?」と聞いたら「佐川です、前にも言いましたよ」と鋭い切り替えし、メガネが生前(まだ生きてるけど、タイに帰国してしまいました)の「ケット先生」の再来を予感させます。久々の?不倶戴天の敵現る、に「しゅうせんせい」はさらに試練の日々が続きます。

タイ人の。「フェーン」とちょびっと仲良くなりました。目茶可愛い系ですが、25歳で結構いろいろとやってきた感じでしょうか。場慣れした雰囲気を感じました。ナコンサワン出身だそうで、アユタヤで学校に行ったそうですが、どっちにもまだ家があるそうです。お金持ちかな?

ほかにも一杯居たようですが、寒くてあまり活発には動けませんでした。
本当に寒かったです。

2011年3月8日火曜日








リンク:
http://www.tcc117.org/fmyy/index.php?e=992

先月の末に、神戸市高取にあるコミュニティFMラジオ局「FMわいわい」にゲスト出演しました。
実はここに出演するのは、これで4回目です。
いままでは、第一回「昨年夏のクンユアム高校教師関連」第二回「バンコクバス事情」第三回「クンユアム再訪」そして、今回の「タイ国諸事情、タイと日本の違いや言葉」と題してそれぞれ好き勝手に喋るという趣旨でした。
毎回自分の放送はレポートするのですが、今回は、自分のブログにも掲載しましょう。
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最初のつかみは、お父さんの体質も絡めて、タイと日本の環境の違いです。
アトピーとかがタイにいないのは何故?の話し
その後、タイの病院についてちょっと喋ってキャベツの歌「ガラムプリー」です。

シーシャムガラムプリーの語源の説明ですが、良く判りませんでした。
元は語呂合わせだそうですが、同様の例としてカヤンマンピアンは、カヤンだけでは寂しいそうです。タイ人らしい発想です。
タイの言葉は、言葉をつなげる癖?があるようです。
単語が一個だと寂しいという訳の判らない理屈。さすがタイ人です。
タイ語を習い始めたとき、日本人は、感心することが多いです。
「シィアチャイ(壊れた心)=悲しい、トクチャイ(落とした心)=驚き」、など、言い得て妙な表現、何故か納得できます。
タイの首都の名称からお寺の飾りなどについて、ことばを飾るほど綺麗という思想について語ります。

続いてタイと食品の比較文化論です。
味が多いか少ないか、でタイは多い方がえらい、日本は薄い方がえらい?、と言うことかな。
英国の料理について語った後、タイと日本の違いは、季節感でしょうか。
日本は四季折々の味が楽しめる国だと言うことです。
過去には、英国料理に恨みがあるので、味について散々こき下ろします。⇔シュウ先生の個人的感覚です。(FMYY事務局注)
ケット先生は、英国人から苦情が来ないように早々に切り上げます。⇔ケットさんは心優しく柔軟です。(FMYY事務局注)
次の曲は、リスナーからのリクエストです。「ヘーポン」と言うそうです。

曲が終わって、「天然」という日本らしい人物の特徴をさす言葉の説明です。
日本語のよくいう「あの人天然だよね」というのは、タイ語の天然=タマチャートではないそうです。
⇔これは英語で「天然=Nature」というのではないように当たり前であると考えますが。。。。「天然」を外国語の「天然」と訳するシュウ先生がいわゆる「天然」だと思いますが。(FMYY事務局注)
私は、労せず面白いことを言える「天然」になりたいですが、「変なこと」を言うために努力しているので、天然じゃあないと思っています。(シュウ先生注)

タイ語で「天然」な人を指す言葉は「オーウ」というそうです。

例としては、あるKさんという女性の話をしました。
「建物の外に出る」と言うタイ語「オーク・パイ・カンノン」(出る、行く、屋外)を、どう聞き間違えたのか、「オッパイ・カノム」(おっぱい、お菓子)オッパイの形をしたお菓子だと思ったらしく、質問した女性がクラスにいました。我々クラスメートは、腹を抱えて笑いましたが、彼女は、大まじめでした。
このように、とんでもない勘違いを堂々とするひとを我が国では「天然」と呼びます。

その後のトークは、タイの病院です。
タイの病院に関しては、経験豊富です。お腹が痛いとか、歯が痛いなどどうやってコミュニュケーションを取ったのかということですが、何度も病院に行ってるので、もうベテランでしょうか。何のこっちゃ。

次は、大阪の講演の話しです。国立民俗学博物館に行ったときの経験の話しです。

曲はPloyの「グアジャラー」と言う曲だそうです。卒業式に良くかかるそうです。

続いてタイ語クラスのネタばらしが始まります。
ケット先生に、私が当てられて「落ち」のない例文を作ると、クラスメートからダメ出しされて作り直しを命じられる話し、
タイ語クラスが始める際、雰囲気作りのためにネタを振ってくるケット先生に対しては、ボケざるを得ない、弱い立場の生徒(シュウ先生)の可哀想な話しなどです。

例文づくりでは、「行く」と言う単語を使って例文を作れと言われると「学校に行って勉強しました。」と書けば普通の生徒はOKですが、私の場合は、「パッポン(タイの有名な歓楽街)に行って、女の子を引っかけて、同衾したら実はオカマ(男)だった」とかいう風にしないと、合格点はもらえませんでした。それも、「オチ」が弱いとクラスメートからダメ出しです。
コンビ芸では、「Y親分」というタイに駐在経験がある素敵な紳士が、ネタを振るとちゃんとボケてくれるので、相棒の時代もありました。
こうやって振り返ると、3年間ケット先生には本当にお世話になりました。

さて、番組では国立民俗学博物館での講義について喋ります。
今回はとても真面目な話しです。
まずは語順について、です。
ケット先生にとって、日本語は「語順」が難しい話しです。
「日本語:白い犬=タイ語:犬白い」となります。カオ(白)の発音で又ダメ出しです。私の発音だと、「犬、ごはん」になっちゃうそうです。
日本語の語順との違いです。
学校の友人のメールの話です。否定に文章について、日本語は、「ダメ」が言えないため、何とか文章の流れで意志をくみ取ってもらおうとするのは、タイ人からすると非常に不愉快だそうです。
曰く:仕事があるのに旅行に行っても良いけど、それは君自身が十分考えて行動をとってね。と書いてきたら、日本人は、「行くな」と言われていることが判りますが、外国人には「どっちなの」「どうしろって言うのか判らない」ということで、とても不愉快だそうです。
私は、日本人として、そのメールを送ってきた友人の弁護に当たります。この人は外国人と一緒に仕事をしたことがないのでしょう。
外人には、「No」とはっきり言わないと駄目だと言うことが判っていないようです。

次の曲は、ピースメーカーの「チャンマイルーアライバーンルーイ」です。
私がいちばん好きな曲で、曲紹介もさせてもらえました。
本当に好きで、映画は何度も見ました。
FM放送なのに聞き入ってしまいました。番組を収録したCDも持っているけど、なぜか放送で聞くと感激もひとしおです。

最後の会話は、聞き入ってしまいました。放送を聴きながらリポートを書いているパソコンを叩く手元が留守になりました。よほどうれしいんでしょうか。
最後の曲紹介、ポースのコークワン(君に届くメッセージ)です。
最後のお別れの挨拶は、忘れ去られていて、慌てておまけで「シュウ先生ありがとうございます」と付け加えてくれました。
ああよかった。
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これでレポートは終わりです。毎回思いますが、自分のファンは自分自身です。自分の声を聞いていて、「こういうことある」とか「そうそう、その通り」とか毎回頷いています。一番共感できる放送です。
次回は、ケット先生が帰国しちゃうので、FMわいわい「マイペンライ・サバイサバイ」はいったん終了です。寂しくなります。

2011年2月20日日曜日












先日、クンユアムウイタヤ校で「ジャパンキャンプ」なるものが開催されました。これは、この学校で各言語学習について、学生に興味を持って貰う為に、その言語の国の文化を学生達が紹介する催しです。
ジャパンキャンプ以外にも、過去には「イングリッシュキャンプ」がありました。
今回は、伝統のカルタやすごろくなどの遊技、日本の踊りや歌の紹介。食事では、おにぎりを一個2Bで売ったりとしたようです。日本からは、日本タイ教育交流協会から日本人のボランティア団体が現地入りして、お手伝いをしたそうです。暇だったら行きたかったですが、サラーリーマンでは、どうしようもありません。
浴衣の日本人より、タイ人の生徒の浴衣姿の方が可愛いのは、若さ故でしょうか。富士山のモニュメントを作ったり、くす玉や玉入れのかごや玉を作ったりと、父兄も協力したそうです。次年度は、日本語のクラスも盛況になるかもね。

2011年2月18日金曜日

1980年代音楽シーン その1


















好きな音楽について、ぼちぼちと書いていこうと思います。
1980年代に流行ったといえば、AORでしょうか。当時ディスコでは、アースウインドアンドファイヤー全盛でした。誰でも曲を聴けば一発で判ると思いますが。
アフターラブイズゴーンとかブギーワンダーランドとか、良い曲ばかりです。
当時のリーダー、モーリスホワイトは、黒人で、見た目は「オースマンサンコン」みたいです。残念。

イケ面なのは、死んじゃったけど、ピーターガブリエルとか、こっちはまだ生きてますが、ジョージマイケル、ケニーロギンスなんかでしょうね。ホールアンドオーツも、若い頃はかっこよかったけど、残念、ゲイです。マイケル・マクドナルド(元ドゥービーブラザーズ)、もかっこいいよ。
イーグルスは、皆かっこいいです。私は、ジョーウオルシュが好き。(ゲイじゃないけど)。

LPがすり切れるほど聞いた、ヘビメタ(当時はハードロックと言っていましたが)DeepPurpleは、違う意味で皆かっこいい。野獣派でしょうか?バンヘイレンの、リードボーカル「David Lee Roth 」は、当時「妊娠保険」に入っていたくらいモテモテでした。彼が妊娠するんじゃなくって、ファンの女の子を妊娠させたときの裁判費用保険です。今はどうなんでしょうか?まだやってるのかな?もうそんな能力無いだろうな。まだ、やってたりして。

2011年2月12日土曜日

新車買っちゃいました



新車を買っちゃいました。トヨタプリウスです。ここ1年ほどは、この自動車が大人気です。今はやりの、ハイブリッドカーです。発進時や、低速走行時は、電気の力だけで走るそうで、音はほとんどしません。何でもかんでも操作系はすべて電気で動きます。馬力も強くって、良く走ります。それでいて、燃費はとても良く、売れるはずです。実際は、電気自動車が普及するまでのつなぎかも知れませんが、もうすでに社会の構造がおおきく変わろうとしています。今年中に、プラグインハイブリッドが出るでしょう。日産リーフも昨年末から普及し始めています。課題は、充電スタンドの設置ですが、電気自動車が増えると、アッという間に、普及するでしょう。10年以内には、ガソリン自動車が珍しくなるのかも知れません。
電気自動車に乗りたかったのですが、日産リーフは、2011年度内の販売台数はすでに予約で埋まっちゃっているそうです。誰しも考えることは同じでしょうか。みんな電気自動車を心待ちにしていたみたいです。
ここ数ヶ月の中東アラブ世界の不安定さから、ガソリン価格もじりじりと値上がりしつつあります。
このままだと、産油国の都合でどんどんガソリン価格は値上げされるでしょう。
一般庶民だって、何か対策を立てようとするはずです。
タイでも、すでにハイブリッドカーは売り始めています。町では、あちこちで、ハイブリッド技術の宣伝広告を目にします。世界中に普及するのも時間の問題でしょうね。

2011年2月7日月曜日

国立民族学博物館でのタイ語の講義







2011年2月4日の午後1時から3時
国立民族学博物館に行ってきました。今は、ここで「世界のことば」について講義があり、私は、大好きなタイ語の講義を受けてきました。以下は、その時の講義内容を思いつくまま載せてみました。記憶違いがあるかもしれませんが、おおよそ間違いないと思います。

この講義は、全くタイ語に触れたことのない人対象なので、まずはタイについての説明です。
おきまりの人口やらGDPに続いて、タイの挨拶、ワイの方法、sawadeeが最近出来た言葉であること、チャオプラヤー川を、日本人は「メナム」だと思っていること。などなど。タイでは、ご飯食べた?が本来の挨拶であること。ここはいわゆる「つかみ」です。

最初(Opening)タイ語の概略:
タイ語は、日本人にとって簡単であること。なぜなら、過去形、完了形などの格変化、活用が一切無い、助詞(てにおは)がない、単語をつなぐだけでとりあえずは通じる、単語が少ない、日本語と同じく、分かり切った言葉は省略しても良い

難しい点:
声調があるので、聞き分ける、喋り分けるためには、ひたすらネイティブの発音を聞くしかない。
外来語がたくさんある、サンスクリット語、パーリ語、英語などなど

簡単なタイ国の紹介の後、母音と子音の例を書いて見せます。短母音、長母音、2重母音、などなど、私も最初にやりました。すでに忘れちゃったけど。

ここで、キャッチコピーとでも言うべき、来る(maa)、犬(maa^)、馬(maa/)の紹介です。私もこれはよく使います。普通の日本人には、何度説明されても、理解不能な、声調の違いで、言葉の意味が変わる良い例です。遠い(klay)、と近い(klay^)も例に出ました。
タイ語を習いたいと思う人は、タイの歌から入るべきだと行っていました。声調を聞き分けるにはこれが一番良いそうです。

その後、例文をあげてタイ語の言葉の並びを説明です。
日本語だと、白い犬ー>タイ語だと、犬 白い になります。
私がここで考えていたのは、タイ語を習いだして最初の頃、タイ語が出来ませんを延々と「マイダイプートパーサータイ」と言い続けていたことです。「プートパーサータイミダイ」が正しい語順であることが判ったのは、1年くらい経ってからでした。確かに、タイ語が出来ないので「間違っても当たり前」ですが、I
can't speak Thai.をタイ語に直しただけでは、通じないことが当時は判っていませんでした。
チェンマイで、語学を習った時のことで、欧米人と日本人の決定的な違いは、言葉における想像力の違いだそうです。タイ語では、分かり切った言葉は省略可です。日本語もそうですが、欧米の言葉はそうはいきません。彼らは、相手が4W1Hを正確に喋らないと、意味が分からないのです。その点は、日本人には、とても有利だと言っていました。

3つ比較してみます。

正確に書くとこうなるのですが、実際こういった言葉は使われていません。

例:
日本語:あなたは、タイ語が出来ますか?いいえ、私は、タイ語が出来ません。

英語:Can you speak Thai? No I can't speak Thai.

タイ語:クンプートパーサータイダイマイ   ポムプートパーサータイミダイ

実際は、使われている言葉だと

日本語:タイ語できる? いいえ

英語:Can you speak Thai? No I can't.

タイ語:プートパーサータイダイマイ  ミダイ

英語では、You や I が無いとわかんなくなっちゃうみたいです。
タイ語や、日本語では、当然のようにいちいち言いません。


脱線もたくさんありました。
講師の自己紹介というか経歴の説明が入ります。
講師は、国立民俗学博物館の準教授だったか「平井京一郎」と言う人で、40才くらいの人でした。1990年代の初め、チェンマイでタイ語を習って、タイの農村でフィールドワークをしたそうです。研究内容は、タイの文化だそうです。
3ヶ月出家したことがあるそうです。驚きました。タイ人でさえその修行の厳しさに耐えかねて、すぐ止めちゃう人が多いのに。
論文の発表で王女様と同席する機会があったそうですが、一切タイ語は使わなかったことを例に挙げて、タイでは階層によって言葉が違うこと、王族への言葉使いは外国人には無理なこと、万一王族に対して不敬な言葉を用いた場合は、外国人であってもただでは済まないこと、を力説されていました。
後で生徒から、王様について質問がありましたが、間違ったり、不敬な言動があってはならないので、回答されませんでした。さすがにタイの文化にはとても詳しいと思いました。

この後、諺とかの説明があったのですが、生徒には不評。良くわかんなかったみたいです。
最後の30分は、質問コーナーでした。
一番長かったのは、トイレの話しです。タイのトイレは、金隠しがないこと、しゃがむ方向が違うこと、終わったら左手を使い水で洗うこと、ホンナームの略図を書いて、おけの位置や使い方を詳しく説明しました。
言葉の最後に来る子音で、l(エル)はタイ語だとn(ン)になること。例:Centralー>センタン
タイ人と移民の中華系は、他の国ほどの確執はないと言っていましたが、本当のところはケット先生の方が詳しいでしょう。

覚えているのはこれくらいですが、資料さえ十分準備したら、私でさえ出来そうなプレゼン内容でした。
でも、さすがに大学の先生(研究者兼講師)なので、喋る技術は私より遙かに上だと思いました。
参考資料も添付します。ノートも取りましたが、ここに書いた内容ですべて網羅しています。