2011年1月30日日曜日

ホンダFTR250







1987年製のFTR250と言うバイクに乗っています。

このバイクは、1986年に発売開始されましたが、まったく売れなかった超不人気車でした。何故こんなバイクを買ったかというと、当時、足不自由で、足大きくを開く事が出来なかったため、乗ることが出来るバイクは、タンク幅が一番狭い、これしかありませんでした。当時まだ大型スクーターブームはやってきておらず、ホンダからフュージョンというバイクが売られていましたが、まだまだ、少数派でした。

1987年の2月に買ったこの一台は、全国で3,000台ほど製造されたFTR250の中の売れ残りの1台でした。これから10年ほどたった1990年代後半に、まさか超人気車になるとは夢にも思えないほどの、超不人気車で、1990年代初め会社のモータースポーツクラブ世話役をやっている頃、さんざん変人扱いされました。

ホンダも、懲りたのか1987年に売れ残りがすべて無くなると、すぐに製造中止になりました。そのとばっちりで、K180と言うFTR250専用タイヤも製造中止になって、1990年代前半は、種類が違うサイズが同じタイヤで代用させられていました。

このバイクは、乗ってみるとこんなに乗りやすいバイクはないというほど、扱いが楽で修理も簡単、素人でもヘッド回りくらいなら修理が出来ます。当時から足が悪いので、故障しても修理工場まで押していくことが出来ません。と言うわけで、このバイクは故障しそうな部品は、事前に全部変えてしまうと言う風に整備過剰なほど手入れしました。そのため25年以上経った今でも元気に走ります。

若い頃は、自分でオイルやエレメントなんかも換えていましたが、最近は面倒で修理は修理工場に頼んでいます。このバイクも以前乗っていたDT125(未だ持っていますが、最近全然乗らないので)と同じくばらせるところはすべてばらしました。オーバーホールしてないのは、ミッションぐらいでしょうか。

このバイクは、北海道や九州など日本国中を野宿しながら回った思い出のつまったバイクで、なかなか捨てることが出来ません。ただ、タンク幅が小さいため、およそ100Kmでガソリン切れになるので、ツーリングには向きません。遠いところに行くときは、毎日3回以上給油していました。

2011年1月29日土曜日

英国旅行

















































昨日、メルギブソンの「ブレイブハート」を観て、スコットランドに行った話しを書きました。
イギリス(スコットランド、アイルランド、ウエールズ含む)は、初めて自分の意志で行った外国で、とても思い出深い国です。

スコットランドは、15年くらい前、レンタカーでほぼ一周しました。離島では、スカイ島にはわたりました。エジンバラとグラスゴーは、懐かしいです。グラスゴーの日曜市に行きました。当時は治安が悪くて、道に得体の知れない人がいっぱい立っていて、警官が来ると隠れるのが印象に残ってます。麻薬でも売ってたんでしょうか?

スコットランドは、マンチェスターまでシンガポール航空(当時気に入っていた航空会社)で行って、そこから車でしたが、Moterway4号線のカーライルをすぎると、国が変わるのがとても不思議でした。紙幣も、人も変わります。エジンバラで人に聞かれて「イギリスは3回目です」、と答えたら
「ここはスコットランドです」と訂正されました。スコットランド人は変なやつが多いそうですが、頑固な気がします。

ストラスアイラというところに「シーバスリーガル」の本社?があるのですが、この博物館兼ウイスキー販売所で自動車で来ているのに、聞き酒と称してたらふく酒を飲まされました。この日は客が少ないのか、あれも飲めこれも飲めと、酒盛りしました。さすがシーバス本社、ウイスキーも高級品が多くめちゃめちゃうまかったです。ここらあたりはウイスキー街道と呼ばれていて、各町に蒸留酒の工場があります。

ここから少し北には、毛織物街道もあって、産業革命時の毛織物工場(今は観光地になっています)でウールのジャケットを買いました。この工場のすぐそばには、「ツイード川」が流れています。生地のツイードとはこの川の名前から来たそうです。

ネス湖にも行きました。ネス湖Tシャツも買いました。スコットランドでも、北はハイランドと言って、スコッツの故郷です。私は、ハイランドの方がセントラルより好きです。

スカイ島は、スコットランドでもかなり北の方で、本土以上に地形が地球離れしています。緯度が低いせいか、木も生えず岩山が連なる様は、まるで月世界(行ったことないけど)みたいでした。

英国圏は何処も同じですが、スコットランドは、ビールがうまいです。ビターやエールを毎晩のみまくっていました。一般に英国は食い物がまずいと言いますが、素材はどこでも抜群にうまいです。ただ、料理の付け合わせのソースの味付けが「なんじゃこりゃー」と言うものが多く、そのせいでまずくなっちゃってます。

薫製肉や、薫製の魚とかは、日本では絶対出ない、すばらしい味です。鱈の薫製とか鱒の薫製などは絶品といえると思います。ステーキも結構うまいです。

アイルランドも当然行っています。アラン島も行きました。アイルランドもレンタカーを借りてBBに泊まって国内巡りしましたが、日本人に出会ったのはアラン島だけでした。新婚さんが多かったです。

島内は馬車しかなかったので、結構大変でしたが、馬車に乗って巡るアラン島もなかなかよかった気がします。家が可愛いですね。白い壁で草葺き屋根でした。ここらあたりは自然が守られてるのか、海岸縁を行くと、アザラシやアシカなんかが昼寝をしてるのが見られました。

この島には断崖絶壁があります。モハーの崖と言います。船着き場から、結構遠いけど行く価値があります。

ケリー周遊とか、ティングル半島とかも回りました。途中田舎に鍾乳洞があって、高校生の女の子が懐中電灯で案内してくれました。

コークの刑務所跡も行きました。そこから少し離れた、キルケニーと言う場所があります。ただアイルランドで「キルケニー」と言えば、ギネスビールの種類で、これがまためっぽう旨い。ギネスは、やめられません。

田舎を巡っていると、遺跡や古城なんかがあって、スコットランドやアイルランドは田舎がいいです。ダブリンで市内を歩きましたが、ロンドンの小型版みたいな感じがしました。

アイルランド、イギリスについては、書きたいことがいっぱいあります。私は、コッツウオルズが一番好きです。Cirencesterという町が好きです。Bathは2回行きました。

ストラットフォードアポンエイボンも行きました。エイボン川沿いのストラットフォードという意味だそうです。シェークスピアの生まれ故郷だそうです。ここでボートに乗って、川で遊んだあと、劇場でマクベスを見ましたが、俳優の英語がうますぎて、意味が全く分かりませんでした。

お城ホテルに泊まったこともあります。古城をそのままホテルにしていて、城壁に上ると町が見渡せます。場内には、牢屋とか甲冑とかがあって、映画に出てくる古城そのものでした。アリュンデルと言うところの「アンブリーキャッスル」と言うホテルでした。

ロンドンでは、ノッテイングヒルか、ホランドパークあたりに泊まることが多いです。一度、ピカディリー(英国人はこう発音します)に泊まったけど、ホテル代が馬鹿に高かった気がします。また、そこからは、大英博物館に近くて、3回も行ってしまいました。

ストーンヘンジも行けました。ここは、映画「テス」のラストシーンで使われた場所ですが、英国軍の演習地の中にあって、周りは英国軍が管理しています。道路を走っていると、向かいから英国陸軍戦車がやってくることもあります。ものすごく大きくて早いので驚きます。ストーンヘンジの入場料は、確か当時5ポンドだったか、結構たかいのですが、金網を破ったイギリス人の若者のグループが監視の軍人に見つかって追い払われていました。若者は皆大男ばかりでしたが、軍人に迫力には、かなわなかったようです。

テスの頃のナスターシャキンスキーな、絶世の美女と言っても良いほどきれいでしたが、今では見る影もないですね。DVDを何度も見ました。

ソールズベリー大聖堂や、カンタベリー大聖堂も行っちゃいました。大聖堂はその独特の雰囲気で、宗教とは無関係でも荘厳な雰囲気に押されてしまいます。

ロンドンの地下鉄(チューブ)は、何度も乗りました。バス(もちろん2階だて)も便利です。こうやって書いていると、どんどんその当時のことが思い出されます。