2011年1月10日月曜日

クンユアム再訪 その2












カレン族のこの村では、お正月行事会場の食事会テーブルは、竹で作ってありました。まったく何もないこの村では、なんでも手造りになります。日本でこういったテーブルを作ると人件費の高い日本ではかえって高くつくでしょう。私からすると、手造りなりのでこぼこのテーブルで、食べにくいことこの上ないですが、少数民族の村に来たなあという風情は満喫できます。会場では、正月ということもあって、子供にお菓子を配っています。お餅は前回紹介しましたが、それをつく臼は木製で手作り感たっぷり、丸太をぶった切ってそれをのみで掘っただけです。杵は、まさに丸太を削っただけです。これを両手で持って餅をつきます。昔ながらの方法です。カレン族の既婚女性は、大体赤っぽい服を着ています。未婚女性は、白と決まっています。これらの民族衣装は、すべて手作りで女性の仕事です。カレン族は、布を織ってそれをつなぎ合わせる貫頭衣で、日本では弥生時代に切られていたと考えられている衣装です。魏志倭人伝に、そう言ったことが書かれているそうです。これらは、ほぼすべて手作りですが、モン族の服はとても手が込んでいて、一着作るのに技術も時間もかかります。そのため、ミシンで刺繍した服が市場で売られていて、これを買ってきているモン族の人もいます。学校では、毎週金曜日は民族衣装の日で、モン族の子供は、例外なく母親が手造りした手の込んだ刺繍の服を着ています。どこの国でも子供はかわいいので、母親は労を惜しまないようです。

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