2011年1月27日木曜日

シンデレラのその後




シンデレラのその後と題して雑記を書いてみました。40年くらい前、星新一という人がこういったシートショートを書いていたように思います。まあ、パクリですがこれだけ長い間経つとどんな物語だったかもうろ覚えになっています。ただ、そのときもシンデレラは、結婚してからが大変だろうなあと思いました。大人になって考えるのは、結婚生活はそんなに甘くないということです。以下は、単なる想像ですが、本当にシンデレラという人が中世にいたらこうするだろうなと思います。

グリム童話に有名なシンデレラ物語という童話があります。彼女は、不幸な生い立ちながらも、ある日ガラスの靴が履けたので、王子様と結婚して幸せになりました。童話の中では、ここでおしまいです。ですが、私のような人間はここからどうなるのかを考えます。物語を続けると、実際はここからが大変です。

王子は、思いつきでそこらの若い女を嫁にしてしまう苦労知らずのボンボン育ちです。数年でシンデレラに飽きて、他所で「どんどん」浮気をするでしょう。シンデレラは、根が貧乏育ちですから、王子の家族(王族ですね)とは上手く打ち解けられないと想像できます。

又、シンデレラは意地悪なお姉さんがいるそうですから実家からの支援も期待できません。偶然の力で王妃(正確には皇太子妃か)になれたシンデレラも、こういった偶然が続くとは思っていないでしょう。もし、シンデレラの頭がよければ、此処で何らかの対抗策を講じると考えられます。

まず、子供を作って地位を固め、その子を皇太子にして、自分は皇太后として、「不動の地位を構築する。」というのが普通です。その頃には、王子だった夫も王になっているでしょう。

また、そのためには、探偵を雇って、王(王子)の女を見つけて買収するとか、若い女の一人や二人暗殺するぐらいのことはやってのけるでしょう。一般的に地位や財産が一旦手に入れば、人間は必ずそれを守ろうとします。王室周りの取り巻き連中も使って、自分の派閥作りもするでしょう。こういったことに手を染めて、やっと手に入れた安泰の王妃生活です。王様(元王子、シンデレラの旦那)は、とっくに2号か3号を作って、家庭なんか見向きもしないでしょう。王室の生活は、こういった演技を虚飾で塗り固めて、権威を守ろうとします。これが「幸せに暮らしましたとさ。」の現実です。

西太后が、清朝末期に行ったことを考えれば、下級官僚の娘が権力を手に入れればどうなるかは自明です。西太后は、ライバルである「東太后」を毒殺したそうです。一説によると脳卒中ですが、東太后は、45歳での突然の死だったそうです。権力者は、いつも噂の種にされます。

以上

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