2010年11月17日水曜日
バンコクでのバスの乗り方(初心者編) その6
実践編:では、実際にバスに乗ってみましょう。
まずバス停を探しましょう。近くを走る大通りなら、何かしらのバスが走っているはずです。大通りまで行ったら、車の進行方向に向かって歩きましょう。なお、都心部では一方通行がいっぱいあります。都心ですと大体100~500mおきにバス停がありますが、交差点から離れている場合が多いです。
バス停には、ポールがたっていて「BUS STOP」と書いてあるので簡単にわかります。かなりのバス停には雨よけ兼日よけ(あまり雨はよけられない)上屋が整備され、いすがついている場合もあります。最近の上屋には屋根の部分に番号が書いてある場合もあります。郊外行き道路では、あずまやのようになっているのもあります。
また、ポールには、そこを通るバスの番号が書いてありますが、ほとんどの場合、古くてあてになりません。停まらないはずのバスが停まったり、止まるはずのバスが来なかったりしますが、タイ人はこんなの誰も見ていないので、マイペンライです。
屋根の部分に番号が書いてある場合は、「IN BOUND→」か「OUT BOUND→」と書いてあります。INは都心(王宮)方向行き、OUTは郊外方面行きですが路線によってはINでも郊外行きが来たり、また、逆もあります。(これは正直知りませんでした)
バス停のポールがあっても油断してはいけません。バスは人がいっぱいいるとろに止まりますのでポールの近くに誰も居ない場合は、バス5台分くらいの範囲の日陰に人が集まってないかどうか見てみましょう。 待っている人に「ロットメーティーニーマイ」とか聞けば、「カップ」とか「カー」とか言うので、なんとなく判ります。
次に目当てのバスを待ちます。時刻表はありません。いちおうの計画時刻表と運転台数は決まっているらしいのですが、そんなの誰も知りません。たぶん運転している方もそんなこと考えたこともないでしょう。
ですが、どんなに本数が少なくても渋滞してなければ20分待てばバスは来ます。どの路線も本数だけは神戸市バスの10倍以上ありますので安心してください。ただし、田舎の末端区間や、24時間バスの23時~翌5時は30分~1時間間隔になったりします。
ある不幸なタイ人は、一時間バス停で待った上でようやくやって来たバスが、停車せず猛スピードで通過して行ったそうです。その人は、さらに一時間バス停で次のバスを待ったそうです。タイ国では、そういった理不尽な現象も報告されています。私も、深夜のスワンナプーム空港バスターミナルで2時間近くバスを待ったことがあります。
タイ国でバスに乗ると、人間力を試されている気がします。
また、快速バスや一部ダイヤが高速経由のバスなどは運転時間が決まっています。が、バスの本数に関しては、都心を移動する分や、平行路線が何本もある場合は考えなくても平気です。
なお、同じ系統のバスが続けてくる場合があります。日本の場合は同系統のバスは追い越すことはできないので、団子運転となりますが、タイでは、後続のバスはバス停にとまらずセンターライン寄り車線を猛スピードで通過していきます。そのため、混んでいる前のバスは混雑していく一方で、後ろのバスは回送状態で2~3台抜いていきます。
あとは視力との勝負です。バスのフロントガラス上に番号が書いてあるので、接近するバスの番号を見ましょう。数字がいっぱい書いてあってもあわてずに。
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