2010年11月17日水曜日
バンコクでのバスの乗り方(初心者編) その7
ロットトゥの行き先板はカラフルですが、基本的に高速路線かつ途中はノンストップです。
なお、途中止まり路線では乗車時に車掌さんが大声で行き先を叫ぶことがあります。
また、ミニバスや長距離バスの短区間乗車では車掌さんが大声で経由地と行き先を叫んだり、ロットトウでは、クラクションで”客引き”をします。あくまでもタイ語なので何を言っているかはさっぱりわかりません。
バスに乗ってしばらくすると車掌さんが例の缶をジャラジャラ(シャカシャカ?)鳴らしながら、近づいてきます。どんなに混んでいても、乗ってきた客を覚えています。
ノンエアコンバスの場合は均一料金なので、ただ単にお金を払うだけでいいのです。エアコンバスの場合は行き先を言ってお金を払います。
実はこれが一番の難関で、「英語は通じません。」直営だろうが委託だろうが空港路線だろうが青バスだろうがユーロ2だろうが絶対通じません。ガイドブックに乗っているタイ語をそのまま読んでもまず通じません。
通じる言葉は「昔からあるホテル名」、「昔からあるデパート」と「エアポート」です。またタイ語化した英語「サイヤームセンター」も比較的通じやすいです。
ただし、英語が元になっている言葉の場合、語尾が「L・R」→「N」、途中の「L・R」→「発音しない」です。「Central(セントラル)」というデパートは「Centan」、耳で聞くと「センタン」、「Carrful(カルフール)」は「Cafun」、耳で聞くと「カフー」です。
タイ語の地名・建物名では、私が使ったことあるのでは「MBK」「ワタパー」や「アヌサワリー」、「チャラン」「ドンムアン」「ピンクラオ」などです。(ワタパーやチャランを使う人なんて滅多にいないと思いますが…)
逆に殆ど通じないのが「プラトゥナーム」「ゼン・セントラルワールド・イセタン」です。以前は「ダイマル」で通じたのですが、大丸なき今は「エラワン」しかありません。そして99%通じないのが「Victory Monument(戦勝記念塔)」です。そもそもVictory Monumentという言葉がないらしく、現地名の「アヌサワリー(・チャイ)」と言わないとダメです。
私は最初の頃は、エアコンバスに乗った場合、仕方なく戦勝記念塔の写真を車掌に見せていました。
また、運よく言葉が通じても、値段をタイ語で言ってきますので数字は覚えておきましょう。ただ、早くて何言っているかは聞きとれない事が多いですが。タイ人の車掌は、あくまでタイ人向けのサービスを提供しています。したがってたまたま乗ったのが我々のような日本人であっても、容赦なく専門用語のタイ語で会話しかけてきますので、日々経験をつんで一日も早くタイバス熟練者になる必要があります。初心者には厳しい世界です。
例えば、「23」は、タイ語教室では「イーシップサム」と習いますが、タイ人は、「イプサム」と発音します。「イプサム」が「イーシップサム」であることは公然の知識らしいですがクラスでは教えてもらえません。
しかし、数字がわからなくても空港行き系統以外はどんなバスでも大抵1人20B札を1枚出せば足ります。それでも切符を切ってくれなければもう10B出せばOKです。相手の顔を見て、不満そうであれば、不足であると言うこととなります。発音や聞き取りに自信のない人は、このおつり作戦で乗り切れば支払いに関しては支障は無いでしょう。
また、7B払うのに、12B出して5Bコインのおつりをもらうことはできません。できないというか、そういう計算をしないようで、絶対に12B出したうちの2Bを「いらない」といって返し、切符と3Bのおつりを出してきます。
切符は営業所・運行会社によって色が異なります。また検札(特改?)がバスに乗って来る場合がありますので、キップは棄てないで必ず下車するまで確保して置いてください。(特に民間委託路線のエアコンバスに多いらしい)
なお、ノンエアコンでも高速走行路線と快速バスや一部の途中止まりの路線はバスに乗ったとき行き先を聞いてきます。高速路線と快速バスでは、通過バス停を告げた場合、「行かないよ」的な事をタイ語で言って「降りろ降りろ」と身振り手振りで教えてくれ、次のバス停で降ろされます。この場合料金はとられません。
私は一度反対側のバスに間違えて乗って、次のバス停で下ろされました。ペットカセム通りや、ウオンウエンヤイなどでも検札が来ました。BMTA圏外まで行く郊外路線を利用する場合は注意です。
降りるときは、降車ブザーを押してドアの前でしっかりつかまって、ドアが開くのを待ちます。ブザーはドアの前後と、天井にたくさんついている場合がありますが、赤バスでは降り口訃音の場合があります。基本的に立ってからでないとブザーは押せません。
なお、ブザーは、2度押し禁止です。運転手が怒って暴走する危険があるので、細心の注意を払って短く簡潔に押す必要があります。
ユーロ2バス、連接バス、NGVバスでは壁にもブザーが付いたらしいです。
バスの速度が落ちる前からドアが開きますので振り落とされないように注意しましょう。バスが完全にとまるのは大勢「乗る」ときだけです。基本的には停まらないと思ったほうがいいですので、クリープ現象くらいの速度になったら、右・左を見て、バイクが来ないのを確認してさっさと降りましょう。ステップの1段や、地面とバスの間が高い車両が多いですので注意が必要です。
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