2010年11月17日水曜日

バンコクでのバスの乗り方(初心者編) その5



事前準備:まず、バスに乗る前に知っておきたいことです。

タイでは、非常に仏教が深く信仰されており、僧に対し敬意を表します。僧(オレンジの袈裟を着ています)に対して、「カメラを向ける」、「触る」、「話しかける」、「横に座る」といった行為は、修行の徳がなくなるとされます。そのため、バスを撮る際や街中などでは注意を払ってください。また、ドア近辺の席は僧の優先席ですので、これらの席にはなるべく座らないか、バス停が近づいて、僧が乗るように見えたら、即座に席を立ちましょう。僧の隣に座ってはいけません。(僧はドアの後ろ→前→向かいの順に座ります)一度、僧が乗ってきたのにうっかり入り口前の席に座ったままの人が車掌に追い払われるのを見ましたので、これは間違いないと思います。特に、タイの僧は、女性と隣り合わせに座ったりできないので、バスに僧が乗ってくるとOLたちが一斉に避難してきます。通勤時間などOLが多い時間帯に僧が乗ってくるとOLの大移動が始まるので、「ああ、お坊さんが乗ってきたな」とわかります。

同様に、子ども、老人に対しても敬意を払っています。老人が来たら席を譲るのは日本と同じですが、子どもが来ても席を譲りましょう。これも満員のバスに小学校低学年の女の子が乗ってきたら席を譲ってもらっていましたので、間違いないと思います。また、「頭には神様が宿っているとされており頭を触られる事を嫌がります。また頭より上に手を出すこともよくありません。」とタイの本には書いてありますが、タイ人に聞いてみたところ、目上の人の頭を触るのは礼儀に反するそうですが、子供などの頭をなぜるのは差し支えないそうです。このあたりはしっかり確認したいところです。

道路を歩く際やバスに乗る際には、カメラや貴重品はバック(なるべく前に抱えるタイプ)を持って歩きましょう。またなるべく財布は出さず。小銭や小額紙幣をあらかじめポケットにいれておきましょう。私は、常時2-300B程度の小銭をポケットに入れておくことにしています。スリがナイフでバックを切ったりしますので、背負うものや混雑時は要注意です。

また、道路には野良犬が結構います。触ったりしないのは当然として、なるべく近づかないように心がけて噛まれないようにしましょう。私は、野良犬に噛まれたことがありますが、噛まれてから1ヶ月に渡って5度も狂犬病の注射をしなければならなくなります。タイの犬は、予防接種はしていません。

道路をわたるときには歩道橋があったら面倒でも歩道橋をわたります。現地の人は道路を渡りますが、大変危険です。タイでは車優先です。横断歩道があっても車は絶対にとまりません。大通りからソイに入る車も、ソイを走る車も、ソイから大通りに出てくる車も絶対にとまりません。

また、車だけではなく、バイクがばしばし出てきます。バイクは逆走してくるので、左右を必ずチェックです。タイに限らずアジア諸国では交通ルールは気休めのようなところがあり、常時無視され続けています。目安としては警官の目の届く範囲では、若干ルールが守られているような気がする程度でしょうか。

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