2010年11月17日水曜日

バンコクでのバスの乗り方(初心者編) その3






















その他のバス

通称:NGVバス
カラー:白色+緑+紺ライン エアコン:あり 運賃:12~26B(路線による)2B刻み 車両管理:直営
(天然ガスで走るバスです。何度か爆発事故を起こしています。)

通称:連結バス
カラー:白色+緑+紺ライン エアコン:あり 12~26B、2B刻み 車両管理:直営

通称:白色ノンステップバス(空港シャトルバス)
カラー:白 エアコン:あり 運賃:無料(空港内シャトルのみ) 車両管理:直営
その他:深夜は、一時間に一本、毎45分頃に空港の乗り場に来る

通称:黄色ワンステップバス
カラー:黄色 エアコン:あり 運賃:13~25B、2B刻み 車両管理:委託

通称:ロットトウ(バンバス)乗合ワゴン車
カラー:色々 エアコン:あり 運賃:路線によって違います その他:定員制 車両管理:委託

通称:ソーンテオ(小型トラックの荷台)ソイバス(緑色以外のミニバス)
カラー:色々 エアコン:なし 運賃:路線による 車両管理:民営(BMTA管轄外)

通称:メトロバス(旧マイクロバス路線)
カラー:色々 エアコン:あり 運賃:定員制25B→20B終点に近いと安くなる 車両管理:民営(BMTA管轄外)

通称:地方バス(BKK以外のバスという意味、特に名前はない)
カラー:青、緑や赤色など多数あります エアコン:あったりなかったり 運賃:路線による 車両管理:民営(BMTA管轄外)

通称:BTSシャトル
カラー:乗ったこと無いので知らない エアコン:あり 運賃:チケット制(BTS SKY PASSを 300B以上チャージ) 車両管理:民営(BMTA管轄外)

通称:エアポートバス
カラー:忘れた エアコン:あり 運賃:定員制150B均一 車両管理:AOT(タイ国際空港公団)
(運転・整備はBMTAに委託)

通称:ミニバス(2009年に廃止されたので今は走っていないそうです)
カラー:緑色 エアコン:なし 運賃:7B均一 車両管理:委託
今は、オレンジ色の新型車両になったらしいですが、数が少なく見たことがありません。

2010年11月15日月曜日

芸者ロボット



http://www.youtube.com/watch?v=Wo-gGes6qig&feature=player_embedded

タイのコンビニで買った、「ロボ芸者」なるDVDを見ました。

Webで調べると、有名なB級映画だそうです。DVDを見ながら実況風に粗筋を書きました。

まことに荒唐無稽、芸者が忍者でしかもロボット、そのうえタイで買ったDVDなのでタイ語に吹き替えられていて、全く内容がわかりません。

この映画は日本の映画みたいです。生田悦子や志垣太郎が出ています。

芸者ロボは、口が電動鋸で、お尻から手裏剣を飛ばして敵を倒します。誰が考えたのか、井口という人が監督らしいです。

ここからが実況です。

今、画面では、イケ面恋人を盗られて嫉妬に狂った看護士をロボ芸者がやっつける場面が出ました。その後、敵対する天狗ロボ(なぜか水着の女)が、ブラジャーから毒液を噴き出して看護士をやっつけました。

ことばがわからないので、場面だけで判断するしかありませんが、全く意味不明の映画です。2時間見切る自信がありません。

看護士をやっつけたロボ芸者は、置屋に戻って、同僚をみかんを食べながら慰めています。どうもその同僚は男に振られたみたいです。

場面は変わって、振袖に着替えた芸者ロボは、なぜかそびえたつ姫路城みたいなお城ビルに入ります。会社みたいです。

社長は、志垣太郎、応接間で刺身を食べています。志垣太郎は、アスコットタイが決まっています。ボタンを押すと、秘密の部屋があり、そこには爆弾があります。悪の親玉みたいです。ロボ芸者の親友は、つかまりました。

大部屋では、敵ロボ芸者軍団が、武道の教練中です。ビキニの芸者が日本髪で、カンフーの訓練をしています。なぜか女はみなビキニです。

監督の意図が、見え見えですね。

教練が終わり、裏切り者芸者が、着物を脱がされて、みんなの前で制裁です。志垣太郎はいつの間にか着替えています。アニマル柄のジャケットが決まっています。

裏切り者と、ロボ芸者が一騎打ちで戦います。志垣太郎は、それを上から見守ります。しかし、日本髪で、ビキニの水着は変です。

カウンターパンチが決まりました。鼻血がでます。卑怯にも、刃物を持ち出しました。芸者がタイ語をしゃべるのは、非常に変です。

タイでは、日本映画を買わないほうがいいみたいです。

あまりにも荒唐無稽すぎて、筋立てに着いていけません。決闘は終わり、裏切り者は死にました。

ロボ芸者の訓練は続きます。ある芸者は、お湯の中に手を突っ込んで訓練は続きます。お湯の中のしゃぶしゃぶをつかんで、訓練は終了です。

部屋では、芸者たちがどんぶり飯を食べています。お代わり自由みたいです。肥満芸者もいます。

肥満芸者が、訓練に耐えかねて拳銃を持ち出して殴られて気絶しました。

次は切腹ショウです。介錯人はなぜか角隠しです。お嫁さん?場面は変わって、ロボ芸者の手術、しゃべりながら故障の修理です。

射撃訓練では、石抱き刑の男二人が的です。ブラジャーが、マシンガンの芸者がとどめを刺します。

何か芸者が発表していますが、タイ語では全く意味不明です。

芸者の改造手術は続きます。ビキニがピンクから、赤に変わりました。青のフリルがかわいいです。日本髪でビキニの芸者が、拳銃を乱射します。

場面は変わって、浪人が女子高生と道で出会います。女子高生は、芸者ロボでした。深編み笠の浪人も戦います。女子高生のお尻を日本刀で刺します。

パンツが血まみれです。お尻は、かわいいです。

セーラー服と、覆面は変でしょう。格闘画面では、女子高生がハイキックするとパンツ丸見えです。それを見ていて油断した浪人は、後ろから撃たれます。女子高生(芸者ロボ)は、あわやというところで、お尻手裏剣で浪人を倒します。

なんだか書いていて疲れてきました。無意味ですね。

竹中直人が出てきました。

「孫を返して」と書いたTシャツを着た老人を引連れています。

ロボ芸者は、老人たちの孫の女の子を誘拐して改造したサイボーグみたいです。だからどうした、と言われれば返す言葉はありません。

フォークギターで、歌を歌うおじさん登場。まったく意味不明です。歌は下手です。ロボ芸者は、老人たちに銃口を向けますが、撃てません。
タムミダーイ(できない)と言っています。簡単なタイ語ならわかります。

アジトに帰ると、天狗ロボにリンチを受けます、何で撃たなかったのか責められているようです。天狗ロボは、黒ビキニです。監督は、裸の女が好きみたいです。

親友が連れてこられました。脅されています。桜に大仏の画面で、Disk2へ続くと出ました。

芸者ロボは、カラオケ屋で踊ります。お客はどう見てもチンピラやくざ。唐揚げを食べています。それにしても品がありません。ロボ芸者は、踊りが下手です。

本部では、ロボ芸者の親友が人質に取られています。チンピラやくざは、下品なアロハシャツで迫りますが、目に海老フライを突き刺されてあえなく撃退されます。2人目は、首が肩にめり込むまで殴られます。なぜか殴られるたびに、顔に食い物がくっつきます。

海老フライ男は海老フライが刺さったまま戦います。爆発しました。まったく意味不明です。

本部では、つかまった親友が何か発表していますが、タイ語です。判りません。イケ面悪の若頭は、何か言い返していますが、これもタイ語、全くわかりません。

場面は変わって、下半身を失った芸者ロボは、道で倒れます。通行人が集まってきました。

芸者ロボは修理されました。生田悦子の家の物置で寝ています。「孫を返して!Tシャツ」の爺さんたちが働いています。

物置からみんな出ていきます。音楽が物々しい。悪の組織では、改造された芸者ロボ親友が、脳みそを入れ替えられたみたいです。

悪のお城にやってきた、老人たちに記者会見が行われるみたいです。志垣太郎は、スーツ姿です。竹中直人もタイ語がうまいです。

志垣太郎は会社の社長みたいです。ボリサック(会社)と言っています。会場に天狗ロボが入ってきました。

改造された芸者ロボが、得意の三味線をもって戦いに挑みます。目玉が光ります。

おお!下半身が戦車になりました。早い。三味線を弾きながら高速道路を驀進します。上半身は赤い着物です。空も飛べます。

クライマックスみたいです。志垣太郎がお辞儀すると肩に銃口が、撃ちまくって、爺さんたちは全滅です。ばかばかしすぎます。

何か叫んでしますが意味わかりません。お城が揺れます。なんと、お城が立ち上がります。改造ロボだったようです。手が出てきました。

お城の腹には、「影野製鉄」と書いてあります。お城ロボをみて、芸者ロボが茫然です。

お城ロボには、首から爆弾がぶら下がっています。竹中直人は、膝に銃口を隠していました。志垣太郎が撃たれました。

お城ロボが、町を破壊します。ちゃちなセット丸見えです。逃げ惑う市民たち。芝居が臭いです。芸者ロボ登場。

赤ビキニ芸者と戦います。日本髪機銃炸裂。竹中直人危ない。膝機銃で応戦です。100発100中。敵の赤ビキニが倒れて胸が顔に、幸せそうです。

赤ビキニは、天守閣で銃撃戦です。芸者ロボは、ビルの壁面を戦車で上ります。そんな馬鹿な!まあいいでしょう。

ビルに入ると足が生えています。天狗ロボと一騎打ち。天狗ロボは、お尻から刀が生えています。意味不明の戦いです。戦い方がいやらしいです。

監督の趣味かな。得意の胸からの毒液もかわされます。天狗ロボ負けました。

顔が血まみれです。生田悦子が最後の天狗ロボを撃ちます。最後のシーンですね。腕の中で息を引き取ります。芝居が臭すぎます。

芸者ロボが泣いています。

場面は変わって、富士山です。秘密基地みたいです。

お立ち台にイケ面悪役が乗っています。どうもリモコン操作で、お城ロボを操縦できるみたいです。

芸者ロボが、刀で切ろうとすると、親友芸者ロボが改造されて出てきました。
黄色いミニの着物です。まったく意味不明の戦いです。

よく見るとまわしみたいなのをしています。お城ロボは、富士山に登りました。爆弾を富士山に投げようとします。

最後のとどめ、親友芸者ロボが何か言っています。目玉に子供の絵が出ました。とどめを刺します。刀をさしてえぐっています。

芸者ロボが何か言っています。ポーメー(両親)とかゴーホック(嘘)とか言っています。昔を思い出せのようなセリフかな。

日本髪が光ります。この芸者ロボは「よしえ」というらしいです。

合体しました。お城ロボが踊ります。足からロケットになって飛びます。イケ面悪役は、殴られて戻します。
顔がはれ上がりました。飛びすぎてお城ロボは爆発、きれいな花火です。

桜の下で芸者ロボは、日本舞踊を踊ります。踊りは下手ですね。そろっていません。

今日はひまだったので、結局2時間見てしまいました。

解説すると退屈がしのげて、こんな映画でも見られます。
ご静聴ありがとうございました。

2010年11月9日火曜日

バンコクでのバスの乗り方(初心者編) その2







エアコンバス

通称:青バス①
カラー:青+クリーム、緑ライン エアコン:あり 運賃:12~24B、2B刻み 車両管理:直営

通称:青バス②
カラー:白+クリーム、黄ライン エアコン:あり 運賃:13~26B、2B刻み 車両管理:委託

通称:ユーロ1バス
カラー:白+紫、緑ライン エアコン:あり 運賃:12~26B、2B刻み 車両管理:直営
(走ってるのを見たこと無い)

通称:ユーロ2バス
カラー:水色+青、黄ライン エアコン:あり 運賃:13~30B、2B刻み 車両管理:委託

通称:ユーロ2バス
カラー:オレンジ色  エアコン:あり 運賃:12~35B、2B刻み 車両管理:直営
(エアコンバスでは、このバスが一番良く走っています)

エアコン542(ユーロ1/2どちらもあります)は、チャランサニットウォン通りからウオンウエンヤイを通って、ヤワラーからサイアム、パヤタイ通りを経て、アヌサワリーまで(その後バスは北上して、チャトチャックあたりの車庫に向かいます)行く価値あり路線です。
このバスはエアコンで庶民からは高嶺の花ですが、私は一番使いでがある路線だと思います。ワットタープラ(タイ人は、ワタパーと発音します)からMBKまで乗っても16Bでした。(2008年時点です)

2010年10月10日日曜日

バンコクでのバスの乗り方(初心者編)







順番は逆になってしまいましたが、バンコクのバス初心者向けにバスの乗り方を書いてみました。私の知っているのは、トンブリー地区、チャランサニットウオン、ワットタープラ近辺のみなので、知識としてはかなり偏っていますが、大凡のところのバンコクの一般的なバスの乗り方使い方は、判ると思います。

まず、バスの種類について書きます。

タイのバスは、Bangkok Mass Transit Authority (BMTA)「 http://www.bmta.co.th/en/」と呼ばれる公営バスとその他の民間委託バスがあります。日本人には見た目だけではまずわかりませんが、乗り方や路線は同じです。

バスのおおまかな種類を書きます。
都バスはカラーによって値段が変わります。
どのカラーも沢山の車体がありますが、塗り分けは一緒です。値段は2008年9月改定されました。(今後も民間委託バスを中心に値上げが予想されます)

ノンエアコン

通称:赤バス①
カラー:赤+クリーム、緑ライン  エアコン:なし 値段:8.5B均一 車両管理:直営

通称:赤バス②
カラー:赤+クリーム、黄ライン エアコン:なし 値段:8.5B均一 車両管理:委託

通称:白バス①
カラー:白+青、緑ライン エアコン:なし  運賃:10B均一 車両管理:直営

通称:白バス②
カラー:白+青、黄ライン エアコン:なし  運賃:10B均一 車両管理:委託

①、②としましたが、タイ人は特に区別はしていません。どちらも通称赤バス・白バスです。

下川祐治氏の書かれた本によると、バンコクのバスは値上げする際、赤バスの本数を減らしていくら待ってもなかなか赤バスが来ないようにするという方法で、庶民が仕方なく白バスを使うようにし向けて居るんだそうです。タイらしい、姑息な手段です。

バンコクのバスについて雑記⑦

このブログに書いてあることを、タイ人の留学生に読んでもらいました。
その結果、「すべて事実である」とのお墨付きを頂きました。
一点だけ違うとの指摘がありましたが、以下の通りご回答申し上げました。

指摘事項:「バンコクのバスの本数は、神戸市バスの10倍くらいあって、たいして待たずにバスが来ます。」と書きましたが、その留学生は、1時間待って、乗りたかったバスに通過されてさらにもう一時間待ったそうです。
ご回答:バンコク市内中心部、および、その周辺地域では、感覚的には、次々に来る感じです。ただし、郊外や、深夜では、一時間に一本程度という場合も存在します。神戸市バスなんて、深夜どころか、夜10時すぎるとバスなんて来ません。






25.赤バスの半分は、日本ではスクラップ工場でさえも引き取りを拒否すると思えるほどボロッちいバスですが、今日も首都の公共交通機関として営業しています。

26.地球温暖化防止に向けて、先進諸国では、我が国の「大気汚染防止条例、都市圏ディーゼル車通行禁止」など、自主的に対策を行っていますが、それをあざ笑うかのごとく、黒煙を堂々と吐き出して、バンコクの赤バス、青バス群は今日も元気に営業しています。

27.バンコクの赤バスの中には、雨漏りするバスが少なからず存在します。雨季には屋根くらい修理して欲しいと思います。

28.同じく赤バスは、床が木製のものが多く、隙間から道路が見えるバスも元気に首都を走っています。風通しはいいですね。

29.突然の土砂降りの雨、雨期にはよくありますね。で、窓を閉めようと思ったら、閉まりません。バンコクには、窓が閉まらないバスが存在します。で、どうなったかというと、「雨がやむまでそこには誰も近づかなかった」あるいは、「黙って濡れる」ということになります。

もう思いつかないので、バンコクバス雑記は、一旦終わります。思いつくまま書き足していきます。

バンコクのバスについて雑記⑥





21.整備不良と言うにはあまりにも確信犯と思えるような装備で堂々と営業を続ける赤バス、青バス群、壊れても運行に支障のない部品は、もともと直す気がないのかもしれません。

22.運転席周りの計器類で、まともに作動しているのは、目覚まし時計(目覚まし時計が、ダッシュボードにくくりつけられていたと言う意味です)だけ、と言った場合もありました。スピードメーターは、丸い穴があいているだけで、昔はスピードが分かったのだろうなあと言う程度です。

23.シフトレバーの根本(通常はゴムのカバーがあり、ギアなどは見えないようになっています)がゴムがとれてむき出しで、変速ギアを目視できるバスも元気に走っています。これなどは、自動車整備工を目指す学生には、良いかもしれませんね。

24.我が国であれば、博物館クラスといえるほど、おんぼろバスでも、堂々と首都を営業活動しています。

バンコクのバスについて雑記⑤



17.「ここは本当に微笑みの国なの?」と疑いたくなるような愛想のない赤バスの車掌たち。
タイ語のヒアリングで、ハンディのある我々外国人は、何度も、赤バス車掌の舌打ちや、怒気を含んだ眼差しで怖い思いをしています。

18.冷房対策なのか、ストッキングを穿くエアコンバスの車掌もいますが、思いっきり伝線していることが多く、パンクロッカーのようになっていることがあります。「おばちゃん、ミニスカ、パンスト伝線」とくると我々外国人には、どうして良いのか判らなくなるなります。

19.整備不良なのか、バンコク滞在中に、2度故障で運行中止になりました。一度目は、後ろから来たバスに押してもらってエンジンをかけていました。念のために言いますが、どちらも乗客の乗っている路線バスです。このときは、乗っている乗客に車掌が一言「ここで終わり、降りて!」(おそらくそうだろうと思う)と言っておしまいでした。乗っていた乗客たちは、文句一つ言うでもなく、黙って降りて次のバスを待ちました。皆、悟りを開いているのか、全く苦情の声はなかったです。

20.北タイでは、もっとすさまじい故障に遭遇していますが、人間慣れちゃうと感覚が麻痺するみたいです。私は、チェンマイから北のチェンダオという町へ向かう路上で、乗っていた大型バスのプロペラシャフトが折れました。乗客は、その場で降ろされて自力で目的地までの移動方法を考え出さないといけません。私営バスには、個人で営業しているものが多く、代替え輸送などのサービスはありません。また、故障したバスは、当然その場でシャフトを交換しないと動けません。道路は道を占領したバスで、他の交通はえらい迷惑です。また、部品が来るまでの間、故障したバスはそのままその場所で、何日も待つこととなります。なお、故障したバスは、数日後の帰り道、まだそこに止まっていました。

2010年10月9日土曜日

バンコクのバスについて雑記④




12.バスが空いているときは、停留所間走行中の数分間でも爆眠できるタイ人の車掌には感心させられます。これは見事としか言えません。ヤワラーは、日中の渋滞で有名ですが、停留所ごとに自動的に目が覚めるタイ人車掌の職業意識の高さには、感心します。

13.しかしながら、夜中、スワンナプーム国際空港から戦勝記念塔などへの長距離だと、お客そっちのけで熟睡する車掌も存在します。

14.全く同じエアコンバスに、乗った場所が同じで、降りる場所も同じなのに、車掌によって値段が違うことがあります。でも、こういったことを指摘することは、大変危険な行為です。黙って言われた通り支払うことが、暗黙のうちに了解事項として定義されています。車掌の間違いであっても、指摘すると、えらいことになるのはタイ人の間では周知の事実です。

15.路線バスの運転中に、車掌と運転手が私語あるいは談笑、私用(携帯)電話、読書、飲食、などなどが普通に行われますが驚くにはあたりません。我が国など先進諸国では考えられない行為ではありますが、ここタイ国では、日常茶飯事です。

16.路線バスの運転手が、乗客を乗せたまま、道路際の店で買い物、飲食、寄り道などの私用を平気で行います。その間乗客は、辛抱強く待っています。
中には、対向車線のバスの運転手と道路上で立ち話をする場合があります。この場合は、すべての交通がバスの運転手たちが満足するまで、止まることとなります。

2010年10月8日金曜日

バンコクのバスについて雑記③





7.気分が乗ると、路線バス同士でカーチェイスを始めます。特に渋滞から抜け出たときが要注意です。溜まり切ったストレスを発散するかのごとく、バスは、降りたかった人を乗せたまま大通りを驀進します。

8.閉まらない乗降口、あるいは、閉める気のない乗降口かもしれません。タイは、暑いのでエアコンのない赤バスや白バスの乗降口は、開けっぱなしの場合があります。振動で閉まらないように、針金などで窓枠に括りつけれている場合が多いようです。

9.バスの運転手は、乗客の乗降とは無関係に発車、あるいは停車します。けが人が出ても、全く改まる様子はありません。先進諸国から来た人は、乗り降りには細心の注意が必要です。バス停手前付近から、徐行したときは、「降りろ」ということです。でないと永遠にバスに乗り続けないといけなくなります。

10.乗客が外国人であっても、絶対にネイティブ・タイ語で貫き通す、国粋主義者かと思えるような、タイ人の車掌には、何度も怖い思いをさせられました。バンコクのバスの車掌は、地元タイ人でさえ恐れているようです。

11.そうかと思うと、私のような外国人だと、行きたい場所を言ったら、通常のバス路線では通過しない場所なのに、わざわざ私一人だけのために行ってくれたこともありました。

バンコクのバスについて雑記②





3.バス停には、看板が立っているところが多いですが、実際バスが止まる場所は、そのときの日陰を追いかけるように乗客とともに移動します。看板を無条件で信じると、慌てることになります。

4.バス停に書いてあるバス番号を信じている人なんていないでしょうが、念のため申し上げると、バス停に書いてあるバスの番号は、バス停ができてから一度も更新されません(あるいは気まぐれに更新されます)ので、番号があるからと言って無条件に信じると、永遠に乗りたいバスには巡り会えない場合があります。

5.バスの中では、どんなに満員でもアクロバットのような姿勢で集金にやって来る、いつも不機嫌な車掌がいます。

6.機嫌を損ねるとバスの運転手は、停留所を無視する場合があります。私は、渋滞した後のチャラン通りで、ブザー2度押しをした乗客に対して「イラッ」としたのか、運転手の暴走と停留所通過事件を経験しました。バスから降りるときの合図のブザーは、簡潔に一回だけ押すことが必要です。

バンコクのバスについて雑記①




クンユアム関連では、「ねた」切れなので、バンコクのバスについて書きます。
私は、バンコクでは毎日バスに乗っていました。バスに乗っていると、地元民には常識でも、私のような初心者には毎日のように何か事件が起こるので、いつしかバンコクのバスには思い入れができてしまいました。気づいたことを書き溜めていたので、少しづつ書いておこうかと思います。バンコクのバスは奥が深いです。何度も乗って判ったつもりになっていても、意外な出来事が起こって、驚かせてくれます。まずは、初心者向けの常識から。

1.バンコクのバスは、しょっちゅう気まぐれにバス路線が変わります。それにより、バス停で待っていると、「絶対来るはず」のバスが来たり来なかったりします。時には、運転手の気分で変わる場合もあります。

2.BMTAによると、一応運行表なるものは存在するらしいですが、バスの運転手でさえその存在には気づいていないらしいです。

2010年9月17日金曜日

生徒

生徒たちに対する感情は、なったことはないですが、父親のような気持ちのようです。ある、四年生(高校一年生)の一番物覚えの良くない子供が一番気になります。この子が、一度風邪を引いたまま学校に来たことがありました。何度聞いても「大丈夫」と繰り返すのですが、どう見ても「大丈夫」ではありません、授業中でしたが本気で怒って、医務室に連れて行って薬を飲ませて寝かせました。それ以来この子は、昼休みには、一緒に昼ご飯を食べに来るようになりました。この子は、実家は山奥の農家で現金収入という物が無く、小遣いという物がないので、毎昼食抜きで、中高の今まで四年間、教会(カレン族は、クリスチャンが多いのです)の寄宿舎(寄付で賄われていて無料だそうです)から学校に通っています。この子が一番慕ってくれました。勉強できない子供ほど可愛いという意味がよくわかりました。出来ればこの子を日本に呼んであげたいですが、今は、無理なことです。この子は、とても頑張り屋で、一度カタカナ全部を覚えるまで「ノートに書け」と命じたところ、ノート一冊全部に汚い字で「アイウエオ.....」と書いてきて、もう「ノートに書く場所がない」と言います。昼休み売店に一緒に行って、ノート十冊買って与えました。この子には迂闊に指示出来無いなあと反省しました。
また、私には、たった一冊15Bのノートですが、この子にはその程度のお金もないのです。

2010年9月6日月曜日

タイの田舎のお巡りさん



タイの田舎では、警官が制服で拳銃を持ったまま、パトカーで食堂に乗り付けて宴会をして酔っぱらっていますよ。聞くと、店の主人は同じ警官で、サイドビジネスで食堂をやっていたりして、お客そっちのけで同僚の警官と酒を飲んでいます。そのため私は、歌いたかったカラオケが出来ずにたいへん困りました。その店では、主人だけがカラオケの機械の操作を知っているそうです。
10年前にも、タイの北部(チェンダオという田舎町)で同じようなことがあり、たいへん驚きましたが、中国でも同じ経験をして、慣れちゃいました。日本みたいに警官が制服を着替えてから飲み食いする国の方が珍しいのかもしれませんね。
右側の写真は、バンコクで職務に違反した警官を戒める為にタイ警察が導入したキティちゃんの腕章です。http://www.narinari.com/Nd/2007087780.html ただし、サンリオに無断でキャラクターを使用したことから、この腕章の使用は中止になったそうです。何処まで行ってもタイ国は、タイ国です。国家警察の制度でさえこの有様、タイ警察本部では、事前に「キャラクターの使用許諾を取る」ということを誰も考えつかなかったと言うことです。
中国では、宴会に来た警官が停めたパトカーが細い道に違法駐車をしていて、後から来た路線バスが通れず、クラクションを鳴らして警官を呼んでパトカーを移動させました。パトカーを移動させた、警官は何事もなかったかのように、宴会に戻ったのは言うまでもないでしょう。私はその通れなかったバスに乗客として乗っていました。場所は、広西チワン自治区南寧市広西大学路沿いの33番路線のバスです。広西大学の裏には、夜間食堂街が出現して、連夜酔っぱらいが暴れる場所ではあります。