2010年8月19日木曜日

タイの田舎の学校の先生 21



生徒たち②

教え始めて、まだ、たった2週間ですが、この子たちが、日本語を覚えてどうするのか判らなくなってきました。おそらく大多数の子供は大学には行けないでしょうから、この近辺で働くしかありません。このあたりには、仕事もろくにありません。考えるとブルーになっちゃいます。それを考えると、今、一番期待できるのは、「ラチャダポーン」と言う生徒です。この子は、日本語の勉強も良くできますし、性格が良く、控え目で大人しくって純真な子供です。どうしても応援したくなります。この子ががんばって大学に行くことができれば、「勉強すれば道が開ける」と言うことが、他の生徒にも判るはずです。昨年もがんばって日本に行って、今、チェンマイの大学に行っている先輩が二人居ます。タイの社会は、弱者には徹底的に厳しいです。社会に出る前に出来るだけの教育を受けておくことが絶対必要です。気持ちばかりが焦ってもどうしようもないですが、可愛い子供たちを見ると心配でなりません。

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