2010年8月19日木曜日

タイの田舎の学校の先生 17





クンユアム病②

まだ、罹ったばかりの私が言うのもなんですが、「クンユアム病」は、長引きそうです。生徒たちからは、まだ来て1週間も経ってない時から、「次はいつ来るのか」と何度も聞かれました。正月休みには、また絶対来ることを約束させられてしまいました。毎年、休みの度に通いそうな気がします。こんなに何もない町、こんなに遠くて不便な町、道も悪くて、公営バスさえ通っていないような田舎ですが、他のどの町に比べても私には居心地が良いのです。ここに来た当初から、何度も通いそうな予感はありましたが、この病気は治りそうにありません。何もないからこそ、こういった純朴で可愛い子供たちが生き残ったのかも知れません。そう思うと、誰にも教えたくないような複雑な気持ちになります。

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