時折降る雨の中を屋根なしトラックでは大変ですが、生徒はとても生命力があって、我々ひ弱な日本人とは生き物としての力が違います。彼らが育った環境を垣間見てそう感じました。ここの生活もだんだん慣れてきたようで、生徒の個性も判ってきました。種族間の溝もある程度判るようになってきました。5年生(高2)は、カレン族中心です。同集落出身者は、皆、幼なじみみたいです。こういったことが判るのも、両親にあってみて初めて言えることでしょう。ただ、ほとんどのご両親は、タイ語ができません。こちらはタイ語でさえ片言なのに、カレン語やモン語、タイヤイ語なんてどうしようもありません。同行した算盤教師のタイ歴10年以上のIさんの「片言の方言」もここでは、お手上げでした。
生徒も、同族間ではその種族語を使うので、何を言っているのかさっぱり判りません。タイ語じゃないことだけは判ります。
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