2010年8月19日木曜日

タイの田舎の学校の先生 19





連休に、トラックを借りて行った生徒の家について

タイは、土日月火と4日間休日でした。その間、4WDトラックをチャーターして生徒の家庭訪問をしました。僻地の生徒の自宅を訪問するためには、ジープのような4輪車が必要だと痛感しました。4日間疲れましたが、良い経験ができました。生徒は皆、途轍もないところから来ているようです。行けるところだけ行きましたが、雨季に良くある土砂崩れの為、途中で引き返したこともありました。雨季に山岳少数民族の家に行くのは、まさに命がけです。M4の可愛い女の子の家には、結局行けませんでした。その代わり比較的舗装路の近くにあった、彼女のおじいさんの家に行きました。電気もなく、囲炉裏で薪での煮炊きです。壁も床も竹で出来ています。屋根は、棕櫚のような葉っぱで葺いてあります。高床式の床下には豚が飼われています。貴重な現金収入源ですが、殺して食べることもあるそうです。日本で言うと明治以前どころか江戸時代かもしれません。室内は煤で真っ黒です。家具といえる物は布団ぐらいしかありません。日本だったら、ホームレスの人たちのほうがまだ物をたくさん持っているでしょうか。

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