2010年8月22日日曜日

タイの田舎の学校の先生 28




生徒たち⑨

今大学生の論文で「問題」になるのは、書かれた論文がほとんどネットからのコピーペーストだらけで、自分の思考、意見、知識、想像力や独創力などが見られないことだそうです。自分で考えなくっても、誰かが考えたことがPCをすこし操作するだけで手にはいるのであれば、こんな楽なことはありません。こういった人たちが増えるとその国は滅びる気がします。誰もしんどいことはしたくないです。しなくってすむのならその方がいいに決まっています。でも、そこからは何も生まれてきません。こういった大学生の論文は「良くできました、○(マル)」でおしまい、そこから先は屑籠行きでしょう。こういう人が、もし会社や役所に勤めればどうなるでしょうか、誰かの考えた案に「あ、それ良いね」「やっといてよ」となります。結果。寄生虫だらけになってしまいます。宿主の我が国は、栄養を吸い取られて自滅です。ここの子供は、毎日がサバイバルです。自分で考えて切り開かないと明日はないのです。日本に比べて出発点は低く、条件はとても悪いですが、発展する可能性があるのはこう言った子供たちだと私は思います。

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