2010年8月19日木曜日

タイの田舎の学校の先生 9







家庭訪問
連休を利用して、生徒の家庭訪問をしました。4WDをチャーターして雨季の悪路を生徒の家に向かうのはまさに命がけ、実際、道路の陥没により途中で2度引き返しました。北タイのビルマ国境付近では、こういったことも珍しくありません。また、ここは国境地帯のため、道には軍隊の検問所が多数ありますが、生徒たちは、皆、ここの生まれです、検問所の兵隊とも顔なじみで、検問所の兵隊の中には生徒の親戚もいました。外国人だと、色々と検査されたり(麻薬事犯が多いので)しますが、生徒たちと一緒だとまったくのフリーパスです。生徒の家は、農家中心で、カレン族の家は、たいてい部屋か台所に囲炉裏が切ってあります。そこで煮炊きして薫製も作ります。壁は竹製の家がまだ主流です。屋根もこの地方特有の大きな葉っぱで葺いてある家が多く、スレートよりこちらの方が涼しくて良いそうです。実際行ってみて、私もそう思いました。モン族の家は、中国の雲南省あたりの農家そっくりです。木造の家で大きな土間が広がります。竈や石臼なんかも中国と同じでした。タイヤイ族は、ほとんど町中に住んでいる人が多く、タイ人と変わらないようです。カレン族は、今回行けなかった山奥に住んでいる人が多く、冬の乾期に行ければいいなあと思います。

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